僕のプログラミング歴は約10年です。
しかし、「楽しい!」と心から思い始めたのはここ最近のことでした。
※プログラミングを好きになる方法だけ見たい!お前のプログラミング人生は興味ない!という方は最後のまとめだけ読んでいただければと思います!でも結構いいこと書いてるから最初から読んでほしいですね!
目次
- 1 「制服がかっこいい」「女性と話さなくて済む」という理由で高専入学を決め、これを機にプログラミングというものを知る
- 2 高専入学。プログラミングへの意欲が高い同級生を見て「あいつらは特別だ。俺には関係ない。」と感じる
- 3 特にやりたいことはないからなんとなくこれまでの延長で大学編入した
- 4 大学3年:高専時代と何も変わらず
- 5 大学4年:研究室は一番素晴らしいところに入れた。しかしここでも強い劣等感を抱く。
- 6 大学院一年:ここは俺が戦える場所ではないと思う。
- 7 上京して起業失敗後にIT企業就職:あ、意外と自分ばかじゃないのかも
- 8 退社後:せっかくだしなんか作ってみようと思いwordpressを触る
- 9 作りたいものを完成させたとき、むちゃくちゃ楽しくなった
- 10 まとめ
「制服がかっこいい」「女性と話さなくて済む」という理由で高専入学を決め、これを機にプログラミングというものを知る
僕は、小・中学校の頃からよくパソコンを触ってました。
当時、yahooメールがめちゃくちゃ流行っていました。
好きな子にメールを送ったあと、返信がこないか気になりすぎて
何度も「受信トレイ」ボタンを押した人も少なくないはず。
僕もその一人でした。
おもしろフラッシュや、恐怖の館というサイトも流行ってましたね。
そういうのをずーっと見てました。
しかし、プログラミングの存在は知りませんでした。
プレステってなんであんな薄っぺらいディスク入れただけでプレイできるんだろう
といった疑問は持ってました。
ITに対する若干の興味と、当時「情報化社会」という言葉をよく聞いていたのも
高専入学を決めた理由になります。
しかし、決定打となったのは
- 制服がかっこいい
- 女性と話さなく済む
の2点でした。
僕が通っていたのは松江高専というところです。
制服は茶色のブレザーで、なかなかかっこよかったんです!
それが着たかったんです。
そして、女性と話さなくて済む事も大きなメリットでした。
僕は、女性と関わるのが本当に苦手でした!
中学校の時は病的なレベルだったと思います。
女の子に「おはよう〜!」と言われても、会釈することしかできませんでした笑
そんなレベルです。
当時はそんな自分がかっこいいと勘違いしておりました。
話しかけられた暁には、もう顔真っ赤です。
あせもびっしょりです。
こんなもんですから、次第に、女性と話さなくて済む環境に行きたいと思うようになりました。
高専は、男子生徒が圧倒的に多いです。
これが高専入学の決定打となりました。
僕の女性苦手エピソードは色々書けそうなので、別記事としてそのうち書きます笑
高専入学。プログラミングへの意欲が高い同級生を見て「あいつらは特別だ。俺には関係ない。」と感じる
高専入学後、最初はC言語の勉強をしました。
何がなんだかわからず板書を写して、プログラムをカタカタ入力し、プログラムを動かしました。
最初は文字を表示するだけのプログラムでしたが、特に感動は覚えませんでした。
講義では、プログラミング言語の理論や、ソフトウェア開発の進め方を教えられました。
課題を与えられ、それを解決するプログラムを作る時もありました。
その課題を、プログラミングが得意な友人のプログラムを盗み見て終わらせ、なんとなくテスト勉強をして過ごしてました。
そんな中同級生には、プログラミングのコンテストに出ている人、なんだかよくわからないプログラミング系の課外活動してる人、明らかにプログラミングへの意欲が高い人、色々いました。
「何がそんな楽しいんだろ」
「一部の優秀な奴らがやってるだけ」
「プログラミングに興味を持てるはずががない」
「あいつらは特別だ。俺には関係ない。」
と思うようになりました。
このあたりから、Mステに出演する自分を妄想するという現実逃避を繰り返すようになりました。詳しくは以下の過去記事を読んでください笑
興味を持てなかったし、持てるように行動しようとも思いませんでした。
特にやりたいことはないからなんとなくこれまでの延長で大学編入した
高専卒業後の進路として、6割が就職し、4割が進学します。
僕は、就職を決められるほどやりたいことはなかったです。
そして、テストの成績は中途半端に良かったです。
なので、なんとなく大学編入を選択しました。
これまでの延長で、情報系学科のある大学に編入しました。
編入学なので、大学3年からスタートすることになります。
「これをやりたい!」という強い意思は何もありませんでした。
大学3年:高専時代と何も変わらず
「大学に行けば何か変わる!」「大学ではプログラミングできるキャラになろう!
と思ってましたが何も変わりませんでした!
結局、高専時代と同様、なんとなく講義を受け、なんとなく課題をこなし、テスト勉強をするだけでした。
もう学校のことはどうでもよく、当時は合コンと、童貞を卒業することしか頭にありませんでした。
大学4年:研究室は一番素晴らしいところに入れた。しかしここでも強い劣等感を抱く。
僕が入った研究室は、プログラミング意欲が高く、成績の良い学生が集まるところでした。忙しいで有名な研究室でした。
僕はその研究室は第3候補にしてて、成績もまったくよくないのに配属されました。
教授はとても素敵な方でした。
大学の教授は自分の研究で精一杯で学生はほったらかしの人も多いでしょうが、
僕がいた研究室の教授は学生一人一人とよく向き合ってくれる方でした。
同じ研究室の学生も、優秀で且つ良い人が多かったです。
しかし、優秀な学生を見るとまた
「こいつらは特別だ。俺とは違う。」
という、高専時代と同じ感情を抱きました。
「趣味で休日もプログラミングやってるようなやつに勝てるわけねえだろ・・」
と思いました。
研究成果も僕だけ出ておらず、焦りました。
何度も研究室をサボりました。
サボる学生が少ない研究室だったので、
「俺だけサボりまくってるな・・やばいな・・」
と思いどんどん暗い気持ちになっていきました。
この時の楽しみは、合コンのみでした笑
大学院一年:ここは俺が戦える場所ではないと思う。
そのまま同じ大学の大学院になんとなく進みました。
同期も僕以外は研究成果を出し、学会発表もしてました。
教授からは
「こんな簡単なことに時間かかってるのか」
「高専卒なのに意外とポンコツか」
と思われてるのかな〜と被害妄想をするようになりました。
プログラミングで上手くいかない箇所があって何時間も悩んでも、先輩に相談すると一発で解決され、
「もう俺がやったところで時間の無駄だ」
と思いました。
プログラミングが好きな人間には勝てない。
「じゃあ自分の良いとこってなに?ちょっと優しいところ?でもそれプログラミングに役たたないし、自分の良いところはここにいても発揮できない」
と思うようになった。
生意気にも、自分が最大限に発揮できるようなことしかしたくないという感情は当時から抱いておりました。
だからこそ、もうここは自分の居場所ではないと思いました。
さらにその時、僕は合コンとナンパにはまってました。
大規模の合コンをイベントを開催しました。
その時初めて、バイト以外で収入を得る経験をしました。
楽しくて仕方がなかったです。
ここじゃないところで自分を発揮していこう!と思いました。
そして大学院を中退しました。
上京して起業失敗後にIT企業就職:あ、意外と自分ばかじゃないのかも
上京後起業を試みたが一瞬で失敗しました。
立て直すために一度エンジニアとしてIT企業に就職しました。
この時、プログラミングをまたやることになりました。
「あれ、俺が意外と業務こなせてる。そんなばかじゃないのかも」となり、
少しだけ劣等感がなくなりました。
これまでは、すごい人ばっかり注視してましたが、そんなに特別自分がプログラミングできない訳ではないのかなと思えました。
退社後:せっかくだしなんか作ってみようと思いwordpressを触る
先ほどのIT企業は半年で退社しました。社会不適合すぎます。
退社後、何か作ってみたいなと漠然と考えておりました。
WEBサイトを作る方法は何があるのかググってたらwordpressが出てきました。
メディアを作ってみたいと思ってたので、wordpressで作ることにしました。
ググりながら、手探りで日々取り組みました。
WEBメディアを作りたい、という目的が明確にあったので、勉強しているという感覚はありませんでした。
楽しくものづくりしている感覚です。幼稚園の時に泥団子を作っていたのと同じ感じ。
「楽しい」という感覚がはっきり出てきたのはこの時が初めてでした。
どうやら、座学や与えられた課題を解決するだけでは楽しさは感じれられないみたいです。これが作りたい!っていうのがないと。
ちなみにWEBメディアは完成に至るまでにモチベーションなくなったので未完成です笑
作りたいものを完成させたとき、むちゃくちゃ楽しくなった
WEBメディアは結局完成に至りませんでした。
周囲にも実績を見せれるように、なんでも良いから完成させようと思いました。
挫折しないためにも、とにかく簡単なものにしようと考えた。
だから、ただ「文字」を投稿するだけのWEBアプリにしようと決めました。
そして、約3週間で以下のWEBアプリを作りました。こんな短期間でできるなんてすごい。
完成した時は本当にうれしかったです。
公開した時のドキドキ感も良かったです。
本当に夢中で作りました。
「早く家に帰ってプログラミングしたい!」となったし、
寝るの大好きな僕が寝るのを後回しにして取り組んでしました。
あんなに好きになれなかったのにこうなれるなんて思ってもみなかったです。
「楽しいね!」って言ってもらえるのも、「ここもっとこうしたら?」と
フィードバックもらえるのもとてもうれしかったです。
調子に乗って、以下のラインボットも作りました。一度完成させる経験をすると、
良い波に乗れますね。
プログラムを書くだけでも楽しいけど、「公開」まで行くとまた全然違った
景色が見れます。
どんなに簡単のものでも良いから、公開してみると本当にいい経験になります。
そして公開する経験を一度でもすれば、「次はこれ作りたい!」
「このツールも使ってみたい!」といろんな意欲が湧いてきます。
まとめ
僕はプログラミングを好きになるのに約10年かかりました。
好きになれたのは以下のことがあったからです。
- 作りたいものがある!勉強と思わない!
これを作りたい!という明確な目的があるので、勉強ではなく、好きでやってるという感覚になれます。学生時代を経ると、勉強には、義務感ややらされてる感が伴うようになる。これだと続かない。 - 簡単なものでいいからとにかく公開!
自分が作ったものが世に放出される感覚はたまらない。賞賛でも批判でも、自分が作ったものにコメントしてもらえるのは嬉しい。次は何作ろっかな〜という意欲がわくので、いい流れに乗れる。Hello!word!と画面に表示するだけのアプリでもいいからとにかく公開してみてはいかがでしょうか!